与那国町の天然記念物に指定されているヨナグニウマは、
日本に8種類いる在来馬(和種馬)の1種。
 与那国島という離島中の離島に生きてきたため他の種類の馬との混血がなく、
在来馬のなかで最も純度が高いと言われています。
 農業の機械化などにより、その数は年々減り続け、絶滅の危険性が指摘されています。


*2011年8月現在、与那国馬に生息する与那国馬の数は約60頭にまで減少しています。
そのうち、当NPOで飼養している与那国馬が22頭です。


身体の特徴
小柄で頭が大きく、足が短い。蹄(ひづめ)が堅く、外国の馬のような蹄鉄(ていてつ)が要りません。骨格がしっかりしているので、重い荷物や人を乗せても平気です。毛色は鹿毛(茶色)のみ。ヨナグニウマの身体の特徴を、サラブレッドと比較してみましょう。

  ヨナグニウマ サラブレッド
体高 110 〜 120センチ 160 〜 170センチ
体重 200キロ前後 400 〜 500キロ
毛色 鹿毛(かげ) いろいろ
性格 ◎ おとなしい
◎ やさしい
◎ 従順
◎ 忍耐強い


昔から暑さに耐え、雨風に耐え、過酷な農作業や粗食に耐えてきた彼らは、とても忍耐強く、人の言うことを良く聞いてくれます。もちろん個体差はありますが、全般的におとなしくて従順、あまり物事に動じない馬です。
歴史、そして

現在の状況

 日本の馬のルーツはモンゴルの馬で、日本に入ってきたのは約1700年前です。与那国島にいつ馬がやってきたのかはわかっていませんが、隣の石垣島には、今から約500年前には馬がいたという記録が残っています。

 その昔、ヨナグニウマは畑を耕したり、農作物や堆肥を背中に乗せて運んだりと、人と一緒に働いていました。農家には必ず一頭の馬がいて、大切に飼われていました。

 ところが、車やトラクターが発達すると、ヨナグニウマの出番はなくなりました。農家もだんだん馬を飼わなくなり、その数はどんどん減っていき、一時は50頭ぐらいにまで減ってしまいました。

 保存の努力のおかげで、数年前には100頭ほどに増えましたが、近年再び減少
しはじめ、2011年現在では約60頭にまで減少しています。
与那国馬絶滅の2度目の危機です。狭い島に生息しているため、
伝染性の病気などが流行れば絶滅は避けられません。